こころを洗います---道歌に学ぶ先人の杖ことば88 [4885462245] :
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こころを洗います---道歌に学ぶ先人の杖ことば88

1,466円

澁谷隆阿著◆日本文化の一つに『道歌』というものがあります。 ご存知でしょうか? 日本独特の文化である『和歌』のリズムにのせて、 教訓となる言葉を歌ったものが『道歌』です。 これらは、学者や偉い人が歌ったものではなく、 庶民が実経験から出来上がった知恵なのです。 「手や足や 汚れは常に 洗えども こころの垢を 洗う人なし」 なんか今の時代にぴったりでしょ。 本書はちょうど10年前、2010年に出版された のですが、この本に載っている『道歌』は まったく古くなっていません。本物の証ですね。 本文から一部ご紹介しましょう。 『江戸時代から戦前にかけては、「亀の甲より年の功」といって、年配者の智慧が重んぜられていたものです。経験に勝る智慧はありません。だれしも人生という道を歩くのは初めてです。迷って当然です。そんな時、人生の達人である年配者が子どもや若い衆に、その場に応じて社会のルールを教えたものです。 「銭湯に入る時は、先ず掛け湯を浴びて汗を流し、足と前をよく洗ってから湯船に入るもんだ。ホラッ、手拭いは湯に浸けちゃならねえ。人さまに迷惑をかけちゃならんということさ。自分一人で生きていると思ったら大間違いだ。おかげさまのこころで毎日暮らさにゃならん。分かったかい」 江戸時代はいま見直されています。身分制度にしばられた、暗く住みにくい時代というイメージとは逆に、一人一人がつつしみを持って譲り合い、助け合って暮らしていたのです。暮らしぶりは今より確かに質素だったかもしれませんが、人との付き合いという点では実に明るく幸せな時代だったと言って良いでしょう。そうした中で、子どもや若い衆は、人への思いやりや身の処し方、そして努力の大切さとか堪忍の徳、さらには親子兄弟の情愛などを学んだのです。 そんなとき年配者は、古くから伝わる「ことわざ」「格言」を的確にはさみ、分かり易く話しました。同時に、「和歌」という日本独自の表現方法に乗せ、教訓を歌い込むことが盛んに行われてきました。これを、「人の歩むべき道を説いた歌」ということで、一般に【道歌】と呼んでいます。語呂の良い文句は覚え易くてすぐ頭に入ります。』 いま時代は良かれ悪しかれ、大きく変化しようと している真っ最中です。 こういう時ってとかく「専門家」とか「評論家」とか 「オレは頭がいいのだ!」と顔に書いてある人とか の話をよく聞きます。しかし、そんな垢の他人の 話をまともに聞くのではなく、自分の今の目の前の 出来事や、身近な人たちの表情を観察したりして、 私たちの未来を決めていくほうがいいんじゃないかと 思っています。まさに経験に勝る智慧なし!ですね。 頭だけで考えたことなんかはろくでもないことの ほうが多いように思いますよ。 古くからしっかりと伝え残っている先人の智慧は、 今こそ私たちの強い味方となってくれるでしょう。

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