ヒロシマの人々の物語---文明こそ戦争の元凶 [4907105044] :
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ヒロシマの人々の物語---文明こそ戦争の元凶

572円

ジョルジュ・バタイユ 酒井健著◆ジョルジュ・バタイユによるヒロシマ論。 原子爆弾の人間的な意味は相手を「恐怖によって強制することにある」。だが投下された側は恐怖する間もなく「突如おぞましさのなかへ突き落とされ」「煙にあぶられた白蟻の巣」のような人知のきかない世界をさまよわされた。 バタイユはハーシーの衝撃的なルポルタージュ『ヒロシマ』(1946)をもとに被爆者たちの動物的な体験を重視し「この不幸を生きよう」と叫ぶ。ついで人間的な意味を捉え直し、文明こそ戦争の元凶とみなしていく。同情や憐れみを「曖昧な感性」と厳しく批判しながら、決然と感性を意識の極限へ向かわせ、そこでまた「動物的な苦悩の果てしない《不条理》」に出会うのだが、そここそは「夜の核心」、すなわち「毎年五千万の霊魂」を地獄へ葬り去る世界の巨大な消費の光景なのである。 ヒロシマをさらに大きな濁流へ開かせながら、バタイユは、戦争回避の普遍経済学を模索する。 原爆投下から一年半たたない1947年初頭に『クリティック』誌に発表された、《夜をさまよう人》バタイユの意欲的論文。

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