坂口安吾 昭和二十八年作品 【信長】 [4907511517] :
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坂口安吾 昭和二十八年作品 【信長】

985円

坂口安吾著◆ここ数日、読書から面白くて離れられませんでした。 あの【堕落論】で有名で、普段この人は 逆のものさし所有者の元祖だと思っていた 「坂口安吾」が書いた小説から離れられなくなって いたんです。面白くないわけがない! と勢い読み出したら大正解だ! まずは、昭和二十八年作【信長】。そして、 絶筆となった昭和三十年作【真書 太閤記】を 続けざまにあっという間に読んでしまいました。 あのひとりさんがおススメしている司馬遼太郎の 【新史太閤記】よりも前に出版された本なのです。 読んでいて改めて思いますが、こういう本こそが、 真の自己啓発本だ!自分の今に置き換えて読む時、 新しい境地が広がる。 【信長】の著者まえがきを下記にご紹介しましょう。 『少年時代の信長は天下のタワケモノとよばれた。子守りの老臣はバカさに呆れて切腹した。三十すぎて、海道随一と武名の高い今川を易々と打ち亡ぼしても、ウチのバカ大将がなぜ勝ったかと家来どもが狐につままれた気持ちであった。 天下を平定して事実が証明したから、ウチの大将は本当に偉いらしいやと納得せざるを得なかったが、内心は半信半疑なのだ。 つまり信長の偉さはその時代には理解しがたいものであった。こんなのは珍しい。 信長とは骨の髄からの合理主義者で単に理攻めに功をなした人であるが、時代にとっては彼ぐらい不合理に見える存在はなかったのだ。 時代と全然かけ離れた独創的な個性は珍しくないかも知れぬが、それが時代に圧し潰されずに、時代の方を圧し潰した例は珍しいようだ。理解せられざるままに時代を征服した。 信長に良い家来は少なくないが、良い友達は一人もいない。多少ともカンタン相てらしたらしい友人的存在は斎藤道三と松永弾正という老いたる二匹のマムシであろう。 歴史にも類のない悪逆無道の悪党とよばれた二人が揃って彼のともかく親友的存在の全部。むろんマムシの友情だから、だましたり裏切ったり、奇々怪々な友情だが、ともかく友情の血は通っていた。その友情も時代は理解できなかったし、彼が光秀に殺されたのも時代にとって不可解であった。彼をめぐる全てが不可解のようなものだ。 かれの強烈な個性は一見超人的であるが、実はマトモにすぎた凡人なのかもしれない。彼の一生にふくまれた人間史の綾や幅は比類なく雄大で正常である。 私の狙いつつあるものが描けるかどうか目下は雲をつかむようだ。ともかくタワケモノの少年と老いたる美濃のマムシとの交渉からポツポツ物語をはじめることに致します。』 令和の時代になって明るい兆しからはじまったわが日本。 その勢いがさめやらぬ内に消費増税がはじまった。 人々は、どんなペイを使ったら得か損かで右往左往。まさに世間様に踊らされて いるのではないだろうか。 『信長とは骨の髄からの合理主義者で単に理攻めに功をなした人であるが、時代にとっては彼ぐらい不合理に見える存在はなかったのだ。 時代と全然かけ離れた独創的な個性は珍しくないかも知れぬが、それが時代に圧し潰されずに、時代の方を圧し潰した例は珍しいようだ。理解せられざるままに時代を征服した。』 信長や秀吉のようなある種の「逆のものさし」で直感し行動する者は、 世間のものさしからはまったく不合理にみえてしまうものなのでしょう。 しかし、いまこの時代こそ、「坂口安吾」 の見識から捉えたこれらの本は、ぼくらに真の方向性を示してくれる 力強いモノサシとなりうるのだと確信しました。 【真書 太閤記】の方は、残念ながら絶筆ということもあり、 秀吉が信長と出会って、そのSALぶりを発揮しているところで 物語は終了となりますが、その【人蕩し】ぶりは、いまに生きる私たちには 大きな思考の助け舟といっていいでしょう。 表紙を見てみてください!シンプルで飾りっ気まったくなし!! 潔いじゃないですか。ホンモノの匂いプンプンするでしょ!!!(笑) 【信長】は【逆のものさし講】の選定本にしましたので、 構成員の方は届くまでしばしお待ちを! いや〜読書っていいものですね〜!

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