ダニヤ経---ブッダが説くゆるがないしあわせ [4892312021] :
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ダニヤ経---ブッダが説くゆるがないしあわせ

1,944円

文・吉水秀樹 絵・畠中光亭◆『ダニヤ経』という仏教の教典があるそうです。 もっとも古い教典の中にあるお話ですが、内容が一見簡単すぎると 判断され、今まであまり注目されず、この度、はじめての邦訳として 本になりました。 どんな教典なのか?本文から一部ご紹介しましょう。 『 ダニヤ経は二千五百年以上の年月が経過しても、なんら色あせることなく、相変わらず奥深く魅力のある経です。その魅力のひとつは、この経に描かれているダニヤさんの幸福観が、二十一世紀を生きる現在のわたしたちの幸福観と何ひとつ変わらない点です。わたしたちはこの経を読むうちに、自分の姿をピッタリとダニヤさんに重ねて、今ここでブッダと対話しているような、不可思議な緊迫した臨場感さえ感じることができます。ダニヤ経の主題は、物質に依存したダニヤさんの「幸福」に対比される、何ものにも依存しないブッダの「真実の幸福(涅槃)」にあります。 お釈迦さまが語る仏教の真髄を、わかりやすく説き、日本画家、畠中光享師の絵26作品で華やかに彩りを添えた、生涯手もとに置いておきたい美しく深い本です。 』 この本の登場人物は、お釈迦様と牛飼いのダニヤさん、そして悪魔のパーピマンです。 お釈迦様と今でいう大金持ちのダニヤさんとの会話。そして、 お釈迦様と悪魔との対話だけのお話です。 まずは、ダニヤさんがお釈迦様に問答をもちかけます。 『牛飼いダニヤが言いました。 「わたしは、乳をしぼって、ご飯を炊いて、ここにいます。 マヒー河のほとりに、家族と暮らす住まいがあります わが家の屋根は葺かれ、火が焚かれています。 神よ、もし雨をふらそうと望むなら、雨をふらせよ」と。』 お釈迦様はこう答えます。 『ブッダは答えました。 「わたしは、怒りと頑固さを離れたものとして、ここにいます。 マヒー河のほとりで、一夜を宿りをなします。 家は解体され、火は消されています。 神よ、もし雨をふらそうと望むなら、雨をふらせよ」と。』 こういう感じで問答が進むのですが、問いにたいしての お釈迦様の答えは、ダニヤさんの問いのそのまま逆さまに答えるのです。 やがて牛飼いのダニヤさんは、自分が考え、正いと信じて疑わなかった価値観に 「?」を感じるようになり、やがてお釈迦様に帰依することを誓うまでになってしまうのです。 まさに逆のものさしなんです! 悪魔側にいたダニヤさんをとられので、今度はブッダ自身に 近寄ります。 『悪魔パーピマンが言った。 「子を持つものは、子によって喜ぶ。 牛を持つものは、牛によって喜ぶ。 まさに、所有することが人々の喜びです。 所有するものがない人は、喜びもない」と。』 『ブッダは答えました。 「子を持つものは、子について悩む。 牛を持つものは、牛について悩む。 まさに、執着することが悩み苦しみである。 じつに、執着のないものには憂い悲しみはない」と。』 人間の根本的欲求には「所有欲」と「創造欲」があるといわれています。 今現在の日本は、74年前のことを思えば、ほとんど所有欲は満たされている 時代といっていいでしょう。これ以上所有欲を追えば、餓鬼道という 地獄に落ちることは明白です。ゆえに私たち日本人は「創造欲」を満たす時代に ならなければならないと考えます。 「所有欲」より「創造欲」。そのためのパワーを磨き発信する。 私たち今に生きる者は、未来にたいしそういう責任があると覚悟しなければなりません。 『一家に一冊!』この本をオススメいたします。

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