心訳『鳥の空音』〜元禄の女性思想家、飯塚染子、禅に挑む [4305707024] :
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心訳『鳥の空音』〜元禄の女性思想家、飯塚染子、禅に挑む

3,456円

島内景二著◆清水店長が毎日手が離せず読み込んだ最新のおすすめ本!同じく、「無門関」のおすすめの『超訳 無門関』(ひろさちや著)と一緒に読むと効果倍増です!絶望のなかで飯塚染子は禅の問答集『無門関』に向き合い、自分なりの思索をぶつけ、書を記した。時を経て、その書に慈雲尊者が、自らの思索を書き加える。本書は、その時代を超えた奇蹟の深遠な「対話劇」『鳥の空音』を、小説仕立ての現代語訳で紹介する、隠れた名著本です。→「本書は、忘れられた文学者にして思想家である飯塚染子の再発見を目指している。飯塚染子は、江戸時代の中期、元禄の頃を生きた女性である。彼女は、現在の千葉県東金市に生まれた。縁あって、徳川五代将軍綱吉の側近であり、国家を舵取りした大名・柳沢吉保の側室となった。そして、彼の跡取りである柳沢吉里を生んだ。だが、吉里を生んだ前後で、四人の子どもを次々と夭折させた哀しみから、彼女は生きる意味を見失った。自分には本当に、この世に生きる意味があるのだろうか。この絶望の中から、彼女は禅の書物である『無門関』と出会った。そして、『無門関』が問いかけてくる、生と死の根源に関する四十八の難問の一つ一つに、渾身の力で挑み、自分なりの思索をぶつけた。飯塚染子は、『源氏物語』などの日本の古典に習熟していた。夫の柳沢吉保は、『源氏物語』の第一人者である北村季吟と親しかった。しかも、染子は儒学にも詳しかった。柳沢家には、大儒・荻生徂徠が仕官していた。彼女は、『源氏物語』や儒学の教養を総動員して、禅の「無」の思想と真向かった。それが、生きる意味の発見にがったのである。これが、『鳥の空音』という書物の原型である。染子は「智月」という仮の名前で、思索を書き記している。やがて、時は流れ、飯塚染子は亡くなる。だが、彼女の曾孫に当たる大和郡山藩主の柳沢保光が、彼の尊敬する宗教者・慈雲尊者に、この『鳥の空音』を見せたことから、不思議な因縁が生まれた。独創的な思想家として知られる慈雲尊者は、飯塚染子が書き残していた『鳥の空音』に、自分自身の思索を書き加え、彼女の作品に手を入れたのである。ここに、二人の男女の、時代を超えた深遠な「対話劇」が、実現することとなった。そして、『鳥の空音』が、現在、見られるような形で完成したのである。それは、文学者と思想家の対話でもあり、男女の思想家同士の対話でもあった。」前書きより

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