【逆のものさし選定本】愛読の方法---すぐれた本を愛読する [4480071736] :
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【逆のものさし選定本】愛読の方法---すぐれた本を愛読する

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前田英樹著◆「 本が読まれなくなり、基本的な教養すら欠いた人間が世に溢れるようになった―こう嘆かれるようになって久しい。でも、本を読めば人は賢くなれるものだろうか。もちろん、否である。見栄でするやたらな読書は、人をどこまでも愚かにする。私たちには、文字に書かれたものを軽信してしまう致命的な傾向があるからだ。どうすれば、このような陥穽から逃れられるのか?ショーペンハウエル、アラン、仁斎、宣長など古今にわたる愛読の達人の営みに範をとり、現代人が本によって救われる唯一の道を示す。 」 あまりにも面白かったので、【逆のものさし講】選定本にいたしました! 逆のものさし講で、いろんなところに行かせていただいたり、 ドクスメ店内でも多くの方とお会いします。 しかし、中には縦糸の読書(時代が変わっても変わらない本)を読んでなくて、 今時のビジネス作家と名乗る方が書いた本しか読んでない方と話していると とても違和感を感じ、話が続きません。なぜなのかと言えば、読書とは著者との魂の会話です。 今時の本は、読んだって魂が震えることなんてありません。 だから、そういった本しか読まない、タテ糸の本は難しそうだといって避けている方から、 その人固有の魂が感じられないのです。少し本文からご紹介しましょう。 『読書がほんたうに役立つかどうかは、ひとえに、その人間に与えられた天分の性質による。味覚がめっぽう鋭く、手先の動きに長けた子供は、努力次第で、すぐれた料理人になれる。体を使う仕事では自明のこの事実が、こと精神のみに係る仕事となれば、途端に曖昧になる。しかし、人の持って生まれた性質は、いかんともし難いように、私たちの精神に備わった素質は、いかんともし難い。読書は、その素質を見出させるし、そういうことを可能にされる本だけが、読むだけの労に価する。 耳寄りな情報を得たり、ろくでもない雑談の種を仕入れたり、束の間の娯楽として消費したりすることは、取り立てて本の効能となるところではない。そういう本は、人間にとってみな有害無益であるから、すっかりなくなってしまうのがよろしい。ショーペンハウエルは、はっきりそう言っているわけだが、それから170年経った今日では、紙の本という形をとった迂遠な文字情報は、誰言わずとも、そういう商品になりつつある。 といって、文字情報が廃れているというのでは、少しもない。廃れているどころか、電子機器を媒体にした文字情報の洪水は、ついに人間を亡ぼすかと言うところまできている。横丁の暮らしから国際政治の表舞台に到るまで、その種の文字情報が逆巻いていて、人類を翻弄し、いよいよ狂わせていると言ってもいいくらいだ。嘘も本当も、見栄も善意もハッタリも、この奔流に呑まれて次々と消えていく。これは、いいことなどではもちろんない。危険にして悲惨極まる歴史の現状だと私は感じ、心底からの恐れを抱く。』 ぼくも上記に書かれていることにまったくの同感です。 では、どうしたらいいのか? それは「愛読」しかないと著者は語ってくれています。 先日行われた執行草舟社長の講演の中で、 「ぼくは表紙と目次をみれば、その本の内容はすべてわかってしまう。 そしてそこから、ゆっくりと本と向き合い読んでいくんだ」 と、おっしゃっておりました。まさに「愛読」ですね。 「そういう本は、人間にとってみな有害無益である」 この言葉は、24年読書のすすめという店をやっていて、ものすごく実感するところです。 こういう事実を知らないままいる方と出会うと、ほんともったいない!と残念でしかたがないのです。 みなさんも、なるべく早いうちにこの本を読んでいただいて、 著者の自慢話しか書かれていないような本から脱却いたしましょう。 そして、 「危険にして悲惨極まる歴史の現状だと私は感じ、心底からの恐れを抱く」 側になっていただいて、本当の意味での社会建設に参加していきましょうぜ!

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