脇道にそれる〜を手放すということ [4393365564] :
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脇道にそれる〜<正しさ>を手放すということ

1,944円

尹 雄大著◆最近、読書のすすめにいらっしゃる方や、勉強会にお越しいただくお知り合いの方々に、「この本は是非読んでみて!」と、強くおすすめさせていただいている本があります。 書名は、『脇道にそれる』 副書名は、「<正しさ>を手放すということ」 ん?どんな本だろう?と思われましたかね。 僕も最初は、そう思いました。たまたま1冊だけ注文して読んでみたら、以下の文章を読んで、ビビっ!ときたんです。  「私はいつも今の自分を超えようとした。それを努力や能力の向上と呼び、私なりの完成された自己を目指してきた。それは、現実を生きることではなかった。  現実を受容する感覚を変容させることで、現実的に生き延びようとしてきたのだ。「自分ではない自分」という他者に同質化しようとする熱情にかられ続けた。それは、私らしい、よくできた偽物になろうとすることでもあったのだ。  リアルとリアリティを見分ける必要のない人生を送ってきたのだとすれば、自分がよくできた観念の方に現実らしさを感じるのも無理はない。都合のいい現実を夢見ることが、創造的行為であるかのように思いさえする。」 第1章 言葉とからだの境界より 著者の尹 雄大氏は、インタビュアーとして1000人以上の政財界の人物やアスリート・アーティストに取材をする中で、「言葉」、「からだ」、「生き方」というものに、真っ直ぐに向き合ってこられた方なのですが、シンプルな言葉の中に、核心を突く本質が書かれていると、すぐに感じました。 リアルとリアリティ。つまり、現実と現実らしさ。 この似ても似つかぬ言葉の中が、今大切なキーワードだと強く感じています。 今の人は、皆さん、今の自分を「超える」ために、勉強をされている方も多いと思います。 もちろん、自分を超えること、向上させることが大事なことは間違いありません。 でも、この著者の方が言うように、ただ立ち止まらず、真っ直ぐに努力をすればする程、向上を目指せば目指す程、いつしか僕達は、「現実爐蕕靴記瓩涼罎棒犬ているのではないか?」と、一度立ち止まって考えてみる必要があるのではないでしょうか? さらに、著者の方は続けます。  「私は戦場で死なないまでも日々、リアリティを巡る争いの中で暮している。「あいつより私の方ができる」「もっと理想的な生活を目指す」といったように他者や現時点の自分を相手に争い、疲弊している。他社の評価をよすがに嘘でもいいから本当だと信じさせてくれる何かを願っている。ー中略ー他者や理想に引きずられて傾いた感覚設定は、自分を自分でいられなくする方向に力を発揮する。理想も他者もただいまの出来事ではない。理想を掲げて進むことがよしとされる時、私は自分の足下を見失う。」  「目利きの鑑定家は、理想の線でも過去の出来栄えでもなく、いまここにある絵と向き合う。それが、物事を真剣に理解しようとする姿だ。私もまた現実を把握しようとするならば、これから先でもこれまででもなく、いまをただ生きる等身大の歩みに戻らなないといけない。それが、わからないことには、世界をわかることはできない。」 「いまをただ生きる等身大の歩み」 これが、リアルであり、現実ですね。 答えは、どこまで言っても「現実」の中にしかない。 これは、この本を読み終わった時に、素直に感じました。 「現実らしさ」の中にいれば、確かに心地良いし、前に進んでいるようにも感じる。でも、それは、誰かの「正しさ」だったり、誰かの「自分」を生きていることになる可能性も含んだものになる。 そして、「現実らしさ」を求めれば求める程、光と影のように、「現実」が後から追いかけてもくる。結局、いつかは、等身大の「現実」に対して、逃げも隠れもせずに向き合う日がいつか来るということなんですね。 だから、今一番大切なことは「リアル(現実)」を見て、向き合うこと。 この本の中には、著者がインタビューした、伝統工芸職人、二重被爆者の方、元慰安婦の方などなど、「現実」とひたむきに向き合っている生活者の方々が登場します。 いわゆる、成功者というわけでも、有名人というわけでもありません。 でも、そんな「現実」が目を背けずに、真正面から向き合い続ける生活者の方の言葉には、生き方の猖楴銑瓩鮖廚そ个気擦討れる爛船ラ瓩あるんです。 その一つが、「誠実は修羅場」と答えた、ある木彫り職人の言葉。  「『誠実』を良い言葉として取られると困ります。そうではない。狃ね緇讚瓩任后誠実に生きれば経済的にも不利になりますから、この世で生きる上では損するだけでちっともよくない。しかし、たったひとつ他に変え難い、良いことがあります。それは、爐發里遼楝劉瓩見えてくることです。これは、要領よく生きていたのでは、絶対に見えてこない」 いかがですか?僕は、この言葉を読んだ時、シビれましたね。 「現実」と向き合った人にしか語れない、真実の言葉。 この木彫り職人以外にも、「現実」の自分に立ち返らせてくれる言葉や、考え方が、沢山書かれています。 書名にある「脇道にそれる」というのは、そんな、リアルとリアリティ。現実と現実らしさの、どちかに傾くのではなく、まずは一度立ち止まって、現実と現実らしさの猩篤擦砲修譴騰瓩澆董∈の自分にとって何が大切なのかを、考え直すための、とっておきの1冊です。 要領のいいことは書いてません。 すぐに上手くいくことも書いてません。 逆に、心がチクッと痛くなるようなことが書かれています。 でも、リアルな自分と向き合うためには、好転反応のように、多少の痛みは避けられないと思います。 この本は、そんな「現実」と向き合いたい方、爐發里遼楝劉瓩鮹里蠅燭な、逆のものさしを掴みたい方、そして、5%の人を目指す方に爐里澂瓩すすめさせていただきます。 それ以外の方には、読んでいただいても、ただの狷猫瓩砲靴ならない可能性があるので、お気をつけください! 心ある方は、「リアル」に生きる!を、逃げずに実践しましょう! この本は、そのための最高の教科書です。 読書のすすめ小川

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