青虫は一度溶けて蝶となるー私・世界・人生のパラダイムシフトー [4393135976] :
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青虫は一度溶けて蝶となるー私・世界・人生のパラダイムシフトー

1,728円

藤田一照、桜井肖典、小出遥子著◆こちらの本は、禅僧の藤田一照氏、社会起業家の桜井肖典氏、文筆家の小出遥子さんの3人の方が著者で、藤田氏と人生と仏教を学ぶ勉強会「仏教的人生学科 一照研究室」の中での、藤田氏と桜井氏による講義録をまとめた1冊で、とても読みやすい上に、日頃、私たちは「日常生活」と「仏教」を離れて見てしまいがちですが、「仕事」や「人生」を考える際に、どれだけ仏教の見方・考え方が活かせるかを、ハッと気づかせてくれる本で、読めば読む程気づきが深まる、素晴らしい名著でした。 「本当の旅の発見は、新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことにある。」 マルセル・プルースト いきなり、鋭い言葉が書かれているのですが、この本の副題は 「私・世界・人生のパラダイムシフト」 と書かれていますが、禅僧の藤田氏は、今までと同じ目で風景(例えば・・・本の種類、職場、環境、人間関係)を見ても、今までと同じ世界の中での景色が変わるだけであり、大切なことは風景を見る「目」それ自身が変わらないと、「ほんとうにあたらしい世界は見えてこない」というんですね。 つまり、「闇雲に方法論や技術、テクニックを増やすよりも、目の前に対する物事に対する認識自体を変える」ことが大切であり、書名の通り「青虫が一度溶けて蝶になる」ように、凝り固まった認識を一度溶かして、蝶(あたらしい目を持つ自分)になるための、ヒントが様々な視点から書いてあり、単に「人生」というだけでなく、「仕事」、「人間関係」、さらには「本の読み方」にまでも応用できる、仏教を超えた仏教の本と言える本でした。 さらに、藤田氏と社会起業家という経営者の桜井氏との対話なので、桜井氏の「仕事」や「人生」の行き詰まりの悩みの問いから、藤田氏の「仏教の見方・考え方」という答えへのヒントが与えられるという流れで書かれているので、仏教の視点を日常生活に落とし込める部分も見逃せないこの本のポイントなんです。 以下、この本のハッと気づきがあった部分を少し長いですが引用します。 桜井氏:『「経営者」である僕は、「資本主義社会」という「世界」と戦い、少しでも自由に、幸せになるために、より「経営者になるよう、自分を駆き立てていきました。発刊されるビジネス書を次から次へと買い漁り、夜はセミナーや異業種交流会に出かけ、また会社に戻り、翌日の「世界」がはじまるまで身構えるように準備する、そんな日々が重なっていきました。しかし、どんなに努力を重ねても、自由に、幸せになりどころか、「人生上の諸問題」は増えるばかりでした。僕がつくったはずの会社に僕自身が囚われ、「僕の自由」は次第になくなっていきました。やがて、毎朝その日の「世界」がはじまることを恐れるようになりました。そして、「世界」は「僕」にとって暴力そのものとなりました。』 藤田氏:「これまでお話してきたようなものが「私の自由」です。あくまでも世界から分離した「私」が、なにかの束縛から自由になろうとしている。ここでは束縛のないことが自由だとされていますからね。「私」という確固たる存在が、「自由とはこういうものだ」と考えて、それを目標にして行動して自由を獲得していくという生き方です。ー中略ーあくまでも「私」が自由といういいものを手に入れるという発想です。ですから、「私の自由」と言うのです。  しかも、その「自由」のコンセプトも、自分でよく考えたわけじゃなくて、周りの人が「こういうのが自由だよ」とそれとなく教えてくれたものだったり、あるいはそれをもとにして自分がなんとなく考えたものだったりして、よく吟味したものとは言えないしろものです。−中略ー  ここでは常に「私の」が目標の前についてくるんです。「私の自由」「私の幸福」「私の平安」「私の悟り」「私の涅槃」というように、いつも「私の」あにかなんです。本人もそのことに気づかないくらい、さりげなくすべてについている。  でも、もしかしたらその考え方自体、枠組みそのものが、私を、ほんとうの<自由>や<幸福>、<平安>、<悟り>や<涅槃>から遠ざけているとしたらどうでしょうか? 今言ったような目標に向かって、焦って一生懸命に前に進むのではなくて、まず立ち止まって、後ろを向くというか、自分の手元、足下を吟味しなくちゃいけない。−中略ーだって、「私」そのものが究極の縛りになっているわけですから。「私」そのものが縛りになっているということは、なかなか見破れないものですけれど、その縛りから解放されるというのが「私からの自由」です。」 第一章「私とはーselfからSELFへ」より いかがでしょうか?耳が痛い部分もあり、この部分だけでも問題の猖楴銑瓩縫魯辰筏い鼎韻訛佻辰任垢諭その他にも、 「人生上の諸問題」と「人生そのものの問題」 「私の問題」と「私という問題」 「問題の解決」と「問題の理解」 などなど、考え方自体がガラッと変化してしまうような、仏教的な猖楴銑瓩あらゆる角度から書かれています。 まだまだ様々な視点をご紹介したいくらい、何度読み返しても発見がある本なのですが、これ以上は是非ご自分の目でお確かめください。 今まで読んできた、仏教の本、タテ糸読書の本などを理解を深め、さらに、自分を見失いそうになった時、迷った時に、本来の自分の原点にも戻れる、心の支え、人生の支えになる、何度も読み返したいタテ糸の名著でした。 同じく、 こころがスッと軽くなる瓮┘奪札そ検悗海海蹐硫硬戮鬘院遒△欧茲Α戞腹┌昂遒寮幸読書にも選ばれました。) も一緒に読むと、さらに理会をを深め、人生やお仕事、日常生活に活かせる「仏教のこころの持ち方」、「仏教の見方・考え方」を身につけることができるので、セットで読むと効果倍増です。

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