ふじようちえんのひみつ---不便益な幼稚園の園長先生がしていること [4093884952] :
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ふじようちえんのひみつ---不便益な幼稚園の園長先生がしていること

1,620円

加藤積一著◆【不便益という発想---これまでの常識とは次元の違うものさし】 という本を読んでいるとほんと感心することばかりで、 自分の仕事にもこの”不便益”を使えないかな〜と思います。 実際に”不便益”を取り入れ、大いに活性化している事例が たくさん載っています。 その一つに「ふじようちえん」という幼稚園が紹介されています。 『東京都立川市にある「ふじようちえん」は、楕円形の園舎が目を引く 幼稚園です。 園舎の屋根には登ることができて、園児が毎日走り回っています。 ある大学の研究員が調査したところ、都内でサッカーを取り入れている 幼稚園の子どもたちよりも、三倍以上も歩数が多かったと報告されているほど。 また、円形という遮るものがない構造のため、向こうの友だちがいつでも見え、安心感を与えるのだそうです。 この珍しい円形の園舎に加えて、「ふじようちえん」では、「ちょっとした不便を わざと作って」います。それは園長である加藤積一さんのこうした 考えからです。 「子どもにちょっとした不便を体験させることによって、工夫が生まれ、 工夫することによって、育ちが出てくるものと信じています。 手をかざせば、センサーで水が出て、リモコンで電灯がつくといった オートマチックで快適な生活もいいものですが、ここは子どもが育つところ。 ものごとの道理を理解してもらいたいと思っています。中略 便利さが豊かさだと仮定したら、豊かな時代は、子どもの育ちにとって、 ものの本質や道理を理解することがむずかしい時代ともいえるのです。」 たとえばふじようちえんでは、照明はフィラメントが見える昔ながらの裸電球を使い、ひもをひっぱって点けたり消したりしています。水道の蛇口も、自分でひねる、昔からの方式。今や、手を差し出せばセンサーによって水が流れるところが増えましたが、「ひねれば水が出る」というもののコトワリを体験させています。 また、園庭と園舎の境にあるガラス張りの戸は、すべて引き戸です。 そしてその引き戸も、簡単に閉まる戸ではなく、最後は少し力を入れないと 閉められないように設計されています。その、最後に少し力を入れることで、 しっかりと戸を開け閉めできるようになることが大切なのです。 こうした体験を重ねることによって、物事をきちんとするという癖づけに つながると言います。 芝生の中庭も、あえてでこぼこにしています。でこぼこの園庭では園児は 転びやすいでしょう。しかし、転んだことで痛い思いをして、 じゃあどうやったら転ばないかを自分で考える。 ふじようちえんでは、不便を、子どもの体験、自らの行動と思考という成長に つなげています。』 ここに書かれているように、 「子どもにちょっとした不便を体験させる」ってものすごく大切なことだと 感じますが、実際はどうやら逆のことをしていることのほうが多いんじゃ ないでしょうかね。 近頃は、どこだかの幼稚園が話題ですが(笑)、子供のことは抜きにして、 大人の事情が優先しているようでとっても見苦しいものですね。 「ふじようちえん」の園長さんのこの園に対する思いは、あれとは まったく真逆のものでした。 「子どもは自分のできる限界を知っている」 「雑音の中での集中力こそが一生使える集中力」 「子どものときしっかり子どもをすると、しっかりした大人になる」… 園長先生の金言とともに、園長先生しか知らない「ふじようちえんのひみつ」 がひも解かれた一冊です。 子供たちの本当の幸せは元より、その親御さん、そしてここで 働く先生たちの幸せも熟慮した結果、こういう幼稚園が出来たのだと 思います。 ”不便益”という発想は、どうやらこれからの時代に最も大切な方向であると 確信いたしました。みなさんのお仕事にもぜひ”不便益”を 取り入れてみてはいかがでしょう。 ドクスメは不便な場所で本当に良かった!(笑)

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