80の物語で学ぶ働く意味 [4532198169] :
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80の物語で学ぶ働く意味

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川村 真二著【『魂が震える話』著者安藤けいさんのブログ「魂が震える話」ブログにて、おすすめの本がこちら!】早速、安藤けいさんのブログでご紹介のおすすめ文をご覧ください→◆「噺し家“古今亭志ん生”さんのお話です。 _______ 名人落語家の古今亭志ん生は、戦時中に、開拓民、軍人の慰問で満州に入り、大連で日本の敗戦を知った。 満州国は崩壊、生活に困窮し、空腹をかかえ、みすぼらしい姿で、わずかなタバコを金にしようと大連のデパートの知人を訪ねた。しかし、体よく換金は断られた。 がっかりして志ん生はデパートを出ようとした。そのとき、見知らぬ人が声をかけてきた。 相手は石田紋次郎と名乗った。以前志ん生の噺(はなし)を聴いて随分励まされたという。 石田はデパート関係の仕事で来ており、志ん生の困った姿を見て、つい声をかけたのだ。 石田は言った。 「志ん生さんが内地へ引き揚げるとき、持って行ってもらいたいものがあるので、ご足労ですが家に来てほしい、よかったら今来てほしい」 何のことかよく分からないが、他に用もない志ん生は同意した。 ついて行くと、石田は途中でパンを買った。 「志ん生さん、うちに行って、食事を差し上げたいが、それまでのつなぎにこれを召し上がってください」 志ん生は数日、満足に飯を食っていなかった。うれしかった。厚く礼を言って、パンを食べた。石田は、肉屋に行き、豚肉を買って来た。 「この肉は志ん生さんからの手土産ということにしてください」 志ん生はうなずいた。石田の家に着くと、石田は出てきた奥さんに言った。 「今ね、志ん生さんに偶然会ったの。これを買ってもらっちゃったよ。せっかくのご厚意だから頂戴して、夕食をご一緒していただくことにした。さァはやくご飯を炊いておくれ、いただいたお肉で飯を食べることにしよう」 やがて用意が出来た。石田は志ん生の大好きな酒を振る舞い、奥さんも有名な客がお土産まで持って来たと思って、とても喜び、肉も、酒もしきりに勧めてくれた。 石田は志ん生の肩身を広くして、奥さんの前で恥をかかせず、遠慮なく飯を食わせてやろうと、取りつくろってくれたのだ。 志ん生は心の中で手を合わせた。 ありがたさに食事中、涙がどうしてもこみ上げてくる。 涙を奥さんにみせないよう天井を見上げ、巧みな話術と仕草でごまかし、あくまで悠々とした態度を演じた。 _ 80の物語で学ぶ 働く意味 川村 真二 著 日経ビジネス文庫 _ その後、日本に帰ってきた石田さんを、今度は志ん生さんが恩返ししたといいます。 志ん生さんはこう言います。 「あたしは、これまで人さまからうけた恩だけは、いつまでも忘れたくねえ。忘れちまうようじゃ、ろくな噺し家になれねえと、こう思うんですよ」 北川八郎先生の著書「繁栄の法則」にはこうあります。 ___ この世を去るときに持って行けるものは、「人に与えた悲しみと喜びだけ」。 名誉とか富とか権力とか何も持って行けない。 人々が皆、自分のためだけに生きて、この世の中が良くなっていくでしょうか。 (中略) 三十代までは人からもらう世界。 知恵をもらったり、教えてもらったり、力をもらったり、「もらう世界」ですよ。 でも、四十代になったら、今度は「返す世界」です。 四十代に入ったら少しずつ返していかないといけません。 自分がいただいた恩や、得た情けや、それから学んだ知識や、そして優しさやあらゆるものを今度は返すしかないのです。 四十代に入ってもまだもらっている人は人生がそこから伸びない。 いつも私利と欲の世界から逃れきれない、人に「返す」ことができない。 ___ 「ありがとう」と言って終わりにしない。 今度は「ありがとう」を言ってもらえるように、お互い様、おかげ様の心で貢献していきたいですね♪」「魂が震える話」ブログより。

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