逆もの選定本 鈴木大拙著 工藤澄子訳 【 禅 ワイド版 】 [4480017024] :
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逆もの選定本 鈴木大拙著 工藤澄子訳 【 禅 ワイド版 】

1,188円

「逆のものさし講」の選定本、 いつも少しだけ迷う。 答えが書いてあるような幼稚な本じゃ 物足りないだろうし、かと言って 難解すぎても我々は学者じゃないので 用をなさないだろう。 そんなとき、執行草舟先生の 「憧れの思想」にこんなくだりが あったのを思い出した。 「本は、わからぬことを受け容れ、理解しないまま、 突き進むために読むのだ。反対に、だからこそ、 どんなに難しい本でも読める。 読書は、自己の生命を自己以外の何ものかに 捧げ尽くすために読む。 その方法論を他者の生き方から学ぶのである。 そのような秀れた本は、理解など出来るものではない。 私の経験では、理解できないが、何となく「心が立つ」という 印象がある。それが共感だ。共感は、それそのものが 現世を離れた時間の経験を創る。自己が、 そうなる本が秀れた本なのだ。だから、読書をするほど、 この世の知識は減っていく。 中略 自己の成功や幸福のために読む読書は、 却って自己を失ってしまうだろう。それは、他者に振り回される 自己を創るだけになってしまう。具体的な生き方を真似れば、 それはすべて猿真似となり、自己を失う。 心を感ずるのだ。知識には心がない。だから知識を求める 読書は自己を失なう。「役に立つ」読書の恐さがここにある。 役立つものとは、そのすべてが「形」でしかない。 その結果、振り回されて終わる。心だけを感ずるのだ。 心には、成功はない。だから、心の書物には「成功」や「名声」という 魅力はない。反対に言えば、そのようなことを謳っている本は、 すべて害毒になると思った方がいい。自己を失なうだけで終わる」 なるほど、ほんとにその通りだと実感する。なので、今回の 逆もの選定本はこれに決まり! 鈴木大拙著 工藤澄子訳 【 禅 ワイド版 】 「禅とは何か?」「悟りちは何か?」という問いを明らかに してくれる本です。 しかもこの本は、はじめ英文でヨーロッパに向けて書かれた本で、 工藤澄子さんという女性が訳された、いわば逆輸入本なのです。 「禅」がぜんぜんわかっていない人たちに説明をしていますので、 比較的読みやすくはなっています。 禅の思想とは、簡単にわりきって考えられる二元論にたいし、 わけられない一元論を、頭で理解するのではなく、経験や感じるという 世界で肚に落としていく本物の智慧だといっていいでしょう。 近頃は、アメリカ人の間で禅が広まっているようで、日本人が この重要な一元論を捨てちゃうわけにはどうしてもいけないのだと 感じます。 たとえ、いまここに書かれていることが理解できないとしても、 必ず人生の困難や分かれ道に立った時、じわーっと効いてくるのが、 こういう本だったりするのです。良薬口に苦しといったところでしょう。 いろいろな方々に、今まで口酸っぱく言ってきたのですが、 ノウハウ本だけでは自己を失い、そして魂を失う。そういっても 中々気づいてくれないのが、悲しいかな現状だったりいたします。 あまりくどくどそんなことを言ったって、嫌われるので このあたりでやめておきます。(笑) たまには、こういう本も読んでみてはいかがでしょう。 逆モノ生は、容赦なくこのくらいの本は読むようにね♪

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