首丘の人大西郷---平泉澄博士、最後の著書 [4764601291] :
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首丘の人大西郷---平泉澄博士、最後の著書

1,944円

平泉澄著◆平泉博士といえば【少年日本史】という本で もうすでにご存知の方もいらっしゃるだろうと 思います。戦前の日本一の国学者として有名です。 そしてこちらの本、1986年に発売になって以来、 この世から姿を消していた名著が今年11月に 新装版としての復活です!なんとうれしいことでしょうか。 平泉博士85歳のおり、最後にこの西郷隆盛をしらせなければ ならないという使命の元お書きになったという本なのです。 なぜ平泉博士はそこまでの執念でこの本をお書きになったのか。 その一つの理由が本書に載っています。 「明治の末までは、国民的英雄として、青少年敬慕の対象として、 人々は、幼年時代に桃太郎を夢み、少年時代に九郎判官義経に あこがれ、そして青年時代に大西郷を敬慕した。明治の末に、 大学生に対して、理想の人物を問い合わせて投票を求めた時、 日本人としては大西郷が第一位であったと記憶する。しかし、現在は、 おそらくここにも異変が起こっているのであろう。受験準備に 明け暮れたり、マンガにふけったりしていては、義経や西郷に 親しむ機会は、ほとんど無いであろう。」 平泉博士は、大西郷にあこがれを持つ日本人が減って行くことに 危機感を大いに感じ、執筆が途中で中断になることを 覚悟の上でこの本を書く決意をされたんだそうです。 たしかに、ぼくも先日「西郷隆盛って誰なんですか?」 という大学生と出会いました。 西南戦争で亡くなった西郷さん。わずか140年で、 平泉博士が危惧したことがいま現実になっております。 30年前に書かれたこの本は、この日本から大西郷の意志、 そしてその重厚な魂をなくさんがために書かれた希望の書なのでしょう。 大西郷の豪快にして温かく、質素な暮らしを好んだ無私無欲の精神を あらためて私たちは多くを感じ取らなきゃならない時代になっている、 そう思うのです。ここでこれを逃しちゃったらもう本当に終わりかもしれません。 NHKの大河ドラマで西郷さんが取り上げることが 決定したそうですね。聞くところによると、そのために これから多くの「西郷本」が出版されるのだそうです。しかし、これも危うい。 きっと現代人の感覚に合わせた西郷隆盛が多く登場するのではないかと 思います。そうなったらかえって「首丘の人」であった西郷さんが 無くなってしまいそうですね。 「首丘の人」とは、「狐死首丘」という四字熟語からきていて、 「 「狐死して、丘に首す」と読む。狐は死ぬときにも、 なお自分の隠れ穴のあった丘の方に首を向けるという。 故郷を思う心情のたとえ。 」とあります。 昔を忘れず、恩を受けては必ず報謝するという情緒に 篤い人のこと。まさに西郷さんの重さはここにある!という 直覚をへて平泉博士はこの本の書名として使われたのでしょう。 大西郷の悲哀、情緒。そして日本を想う涙の結晶が、 平泉澄先生の未来の日本人に向けた意思がこの本には 詰まっているといっていいでしょう。 この二人の重い想いをあなたは受け取ってはくれるのでしょうか? 「ドクスメ西郷ライン」も含めて、西郷さんの意志を感じてみましょうよ。 「山田準著「西郷ライン」3冊セット!」これは特に読み逃せません。

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