鈴木大拙「仏教の大意」---天皇皇后両陛下への講演録 [4831871114] :
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鈴木大拙「仏教の大意」---天皇皇后両陛下への講演録

1,620円

鈴木大拙著◆鈴木大拙と言えば、世界中に影響を与えた 仏教学者または思想家。大拙の本はいろいろありますが、 どれも読みなれないとちょっと難しく感じます。 しかし、この本はそれでも読もうと決意する価値あり! なぜなら、昭和21年に昭和天皇皇后両陛下のためだけに 鈴木大拙が講演をした講演録なのです。 ここに出てくる大拙の言葉を天皇皇后両陛下は充分に ご理解されたというのが、さすが知恵者であられたのが推察されます。 大拙は仏教の大意は「大智と大悲」だと謳っております。 陛下の想いをくみながら読まれると、涙がでそうになります。 戦争が終わったばかりのこの年に、「大智と大悲」を悟られたのでしょう。 大拙がこの本でこんなことを言います。 人間を幾何学的な点に例えると、この点に三つの線が交差 していると言います。この三つの線とは、一つを「物理的・自然的」といい、 二つ目を「知性的・道徳的」といい、三つ目は「霊性的」と言います。 人間はこの三つの線のまわじわっているところ立っている。 ところが、一般の人たちは一つ目と二つ目の線は意識しているけど、 三つ目の線を認識しないでいると言います。そして、 この三つ目の「霊性的」な線を意識しないと、大きな間違いや 悩み煩悶を生むのであるから、これを意識しないのは人とは いえないのではないだろうか。そして、大拙はこうも言うのです。 霊性はいつも私たちに不断に語りかけているんだと。 人間はこの「霊性」に気づくことで万物の霊長となったのだから、 気付かないでいるうちは動物と同じだということなのでしょう。 「霊性」の世界に入るためには、連続的にその世界に入るのではなく 思い切って飛び込まなければならない。そのため、人間がものすごくピンチに 陥ったり、悲哀にふれることが出来れば、霊性の世界に行けるのだそうです。 歴史上、日本人的霊性に目覚めたのが、鎌倉時代の「蒙古襲来」の 時だと大拙はいいます。なるほど、日本人は明治維新や先の戦争のときも、 そのホンモノの危機感を持ったために、日本人的霊性が発動し、 敗戦後もその霊性はさらに深まり、世界第二位の経済大国までになったのでしょう。 現代に生きる私たちにも、冷静に考えれば、大変な危機感を自覚しても いいのではないかと思うのです。 霊性の世界にどうやって飛び込むのか?本書をお読みになってみてください。 昭和天皇皇后両陛下もきっと霊性の世界に入られることをお望みに なったのだろうと思います。 そういえば、 『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく』 という本を読んでいたら、この本の内容も大拙言う「霊性」の 目覚めと同じなので驚いちゃいました。大拙だけでは、ちょっと難しい かもしれないけど、合わせて読んでみると『仏教の大意』も理会しやすいかも しれませんよ。

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