【石田梅岩ライン中級編】新版 指導者の帝王学----「本心」とは? [4569824246] :
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【石田梅岩ライン中級編】新版 指導者の帝王学----「本心」とは?

1,296円

山本七平著◆まったくこの本も日本人のはたらくことへの「そもそも論」にあふれている。 町人の哲学者として「石田梅岩」のことが書かれています。 本文から少しみてみよう。 「われわれが梅岩から直接影響を受けているものがある。 「本心」という言葉である。 この言葉を使わない人は、まず日本人にはいない。 「本心とはいったい何だ」と聞かれても明確に定義できる人は 少ないのではないだろうか。 いったい、この「本心」というのは誰がいった言葉なのか。 「本心」とは、元来は仏教用語で、仏心あるいは仏性と似たような言葉だった ようであるが、これを現代のような意味にしたのが、 梅岩と弟子の手島堵庵と考えていいだろう。 梅岩は基本的に、人間は小天地であるという言い方をしている。 「天理即本然の性」という儒学的な発想に基づいて、人間の内心秩序は、 天地の秩序と一致しているし、一致していなければならないと考えている。 「本然の性」を省略して「本性」といったわけであり、梅岩自身は「本性」もしくは 「性」という言葉を使っている。 では、いったいその本性というのはどういうものか。 彼はたいへんな実証的な人で、赤ん坊をそのために観察している。 赤ん坊は呼吸をしている。 しかし自分で意識して呼吸をしているのではない。 大宇宙の秩序によって呼吸させられて生きている。 すべての生物はそうである。 彼はそう考えた。 それがゆえに、生きている間、自分を生かしてくれているもの、 呼吸させてくれている秩序に、絶対に従わねばいけない。 それが人間の本然の性であり、それを「本心」という言葉にして世に 広めたのが、弟子の手島堵庵である。 こういう考え方は、今ではちょっと忘れられている。というよりも、皆、 「本心」という言葉を梅岩とほぼ同じ意味に使いながら、 その元になっている考え方を知らない。 今、「本心」という概念がなくなると、日本の秩序、ないし企業内秩序は、 おそらく成り立たなくなるだろう。 われわれが日ごろ気にもとめない秩序の基本をつくったのが梅岩である。 日本の企業をはじめとするすべての組織が、細かい規則などなくても 運営していけるのは、梅岩の影響であり、 われわれはその貴重な伝統として継承しているのである。」 いかがでしょうか? 私たちは、貴重な伝統の継承者なのです。 梅岩が生きた時代の元禄文化は、幕府と要人と結託した 御用商人が巨万の富を築き、 「ふふふ、越後屋、お前も悪よの〜」というあの感じだった。 その反動で時の将軍吉宗公が、商人と農民を苦しめる政策をとった。 そんな時代のようせいとして石田梅岩が立ち上がったのでしょう。 もういろいろなことがあったので忘れられていますが、 時の知事が我欲をみたすために公的お金を使っちゃう時代です。 だからこそ、偉い方にこの日本をまんま任せるのではなく、 石田梅岩に学ぶ「梅岩ライン」から智慧をくみ取ろう!と声を大にして 叫ぶのです。(笑) この本には他の人物も取り上げられています。 特に面白いのが、石田梅岩の登場より先に、 日本資本主義の精神を、この日本で初めてうたったという 「鈴木正三」のことも書かれております。 他の人物についても興味深いお話しばっかりでした。 この本の目次を下記に記しておきます。 <第一章>織田信長・創造のための破壊  <第二章>住友友信・慎重、用心第一の処世訓  <第三章>上杉鷹山・すべてを生かす経営革命  <第四章>北条泰 時・権威なき支配力  <第五章>鈴木正三・日本資本主義の精神  <第六章>石田梅岩・町人の哲学  <第七章>渋沢栄一・産業の総帥としての挑戦  <第八 章>福沢諭吉・断絶なき思想  <第九章>三野村利左衛門・情報収集と組織づくり  <第十章>論語・秩序づくりの規範  <第十一章>孟子・リーダーの条件と 資質  <第十二章>貞観政要・人材を見分けるポイン

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