経済成長という病---退化に生きる、我ら [4062879927] :
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経済成長という病---退化に生きる、我ら

799円

平川克美著◆«逆のものさし講»では、 「そもそも○○って何?」という問いを 持つことが今は一番大切なことではないかと 言っています。 そのなかの一つの問いとして 「そもそも経済成長って何?」があります。 さてさて、そもそもこれは何なのでしょう? 先程も、党首対談がテレビでやっておりましたが、 「経済成長」という根源的な問いはされていませんでした。 私たちは、いま当たり前にあるモノをなぜか当たり前だとして その”そもそも”を考えなくなって間違いをおかします。 本文から下記に少し引用しましたので 考えてみましょう。 「人口が減少する。経済が均衡する。これらは、 原因ではなく結果である。すくなくともそのように 考える余地を残しておくべきだろう。 もし、そうだとすれば、経済が右肩上がりを 止めた後の社会の作り方というものを、 冷静かつ具体的に考想しておくべきではないだろうか。 私には理論的にも実感としてもそれが 自然な考え方であると思われる。経済成長というものを 至上の命題として、飽食した市場にさらなる商品を投入し続け、 その結果として人々が過剰消費、過剰摂取に明け暮れる光景は 滑稽を通り越して悲惨なものがある。 卑近な例を挙げるなら、世間にダイエットという言葉が 流行しはじめたとき、すでに経済成長はその本来の 動機を失いつつあると思うべきではないか。 食料を必要以上に摂取し、肥え太って動けなくなり、 何とかしなければならないと思ってスポーツジムに通い、 ルームランナーで余分な水分を搾り取るというのは、 どう見ても間尺に合わない行動である。 しかし、自分がブロイラーのニワトリのような生活を していてもやがてそれを奇妙だとは思わなくなる。 より効果的なダイエット器具が開発され、新しい需要が喚起される。 こんなことが永遠に続くと考える方が不自然である。 経済成長そのものは、社会の発展プロセスの ひとつの様相であり、おそらくは発展段階に起こる様々な 問題を解決してゆくだろう。 しかし、経済均衡もまた社会の発展プロセスの ひとつの様相であるに違いない。 その段階において無理やり経済成長を 作り出さなければならないという呪縛から逃れられないことこそ、 私たちの思考に取り憑いた病であると思うのである。」 いかがでしょう? 預言者じゃなくったって近いうちに地震があるのは わかります。こんなことは当たり前だのクラッカー。 しかし、私たちはなぜかこのことを忘れてしまうのです。 経済成長の”そもそも”を考えてみなければ、 地震が起きたら成長もくそもあったものではありませんよね。 「いま、本当に考えなければならないこと」 この本をきっかけに、考えてみましょうかね〜。

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