青春論 改版---青春は様々の可能性をふくむ混沌のいのちである [4044094676] :
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青春論 改版---青春は様々の可能性をふくむ混沌のいのちである

648円

亀井勝一郎著◆『生くる』の著者、執行草舟先生に「お若い方は特にこの本はぜったいにはずしてはいけない。」 そう言って教えていただいた本がこちらです。 昭和37年に発行された本です。さっそく読んでみたら、なるほど!みるみる魂に力があふれてくる本でした。 これは日本のすべての中学生、高校生、大学生、そして自称青春を名乗る方々全員必読にしたほうがよい。もし、これをお読みの教師の方がおられましたら、ぜひご自分でもお読みになり、そして生徒たちに半強制的にでも読ませてあげるようにしてください。お願いしておきます。 こんな文章から始まります。 「青春は第二の誕生日である。友情と恋愛に向き合う日々のなかで、孤独な「秘めごと」として自らの精神を大切に育て上げねばならない」 ぞくぞくしますね。そしてこう続きます。 「青春は様々の可能性をふくむ混沌のいのちである。何になるかわからない。何かに成れそうだという気がする。様々な夢を抱き、ロマンチックになるのは誰にも共通した点だ。 しかし、青春の夢は、想像妊娠で終わることが多い。空想的にあるものに成りうると思い、想像の中で自分を英雄化したり女主人公化したりして、結局そのままで終わることが多い。 青春の夢は大切だが、夢を少しでも実現させるためには、どれだけの努力と苦痛が必要か、不幸にして若者は知らない。若者の不幸がそこにある。 たとえば手近な例として、読書を考えてみよう。読書というと、いかにも地味だがこの地味なことが、青春を養う実は最も大きな糧なのである。 青春の危険は、地味な内的着実さを欠く点にある。むろん欲求は多いだろうし、享楽を求め、遊ぶことが面白いのは当然だが、地道に一つの本を精読し、一年も二年も時間をかけて、心ゆくまで厳しく探究する習慣をもつことが何より大切である。 厳しさの欠如、これが後になって致命傷となる。 ”懲らされてこその教育”という言葉があるが、精神の上に大きな重荷を与えられ障害物を設けられて、懲らされることが必要なのだ。 読書でもよい、芸事でもよい、一日に一時間ずつでいいから自己を厳格に教育する時間をもたなければならない。 障害物がなかったら、自分で設けることだ。第一流の著者をめがけて突進するのもよい。 スポーツにおいて、障害物が肉体の訓練になるように、精神においても障害物は必要である。大きければ大きいほどよい。」 いかがでしょう。執行草舟先生は、中学生のとき、三島由紀夫氏と実際に会い、文学論を語り合ったそうです。すごい話ですね。 ちなみに私は、小学生の頃、一対一で高見山と相撲をとったことがあります。(笑) 冗談はさておき、小中学生のころに、誰と出会いどんな本と出会うかでその後の人生は間違いなく変わってしまうはずです。 大人の役割の一つとして、このような本をススメるのはある意味、義務といっていいのではないでしょうか。本当に子供の幸せを願うのであれば。

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