沢庵 不動智神妙録(ふどうちしんみょうろく)--心の置き所? [4192422116] :
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沢庵 不動智神妙録(ふどうちしんみょうろく)--心の置き所?

1,944円

「弓と禅」や、 【禅と日本文化--- 対訳 Zen Buddhism and its influence on Japanese culture】 この2冊を読まれた皆様には是非とも こちらも合わせて読まれることをおススメいたします。 沢庵和尚と言えば、ご存知の方も多いと思いますが、 徳川将軍家兵法指南役の柳生宗矩(むねのり)のために, 禅の教えや人生への心構えなどを説いたものがこの本なのです。 特に「心をどこに置くか」という問題を、 現代人にも相当に役立つ知恵などがすごくわかりやすく 書かれていた驚きました。 先日も働き盛りの友人が、 ひょんなことで精神衰弱をお医者さんに診断され、 仕事を長期休んでいると聞きました。 とてももったいない事です。 本文を少しご紹介しましょう。 ”心をどこに置いたらよいか。 敵の動きに心を置けば、敵の動きに心を捉えられてしまいます。 敵の太刀に置けば、敵の太刀に捉われる。 敵を切ろうということに心を置けば、 切ろうとすることに心を奪われ、自分の刀に心を置けば、 自分の太刀に心を取られ、 切られまいということに置けば、その切られまいということに心を 取られるのです。  何とも心の置き所は見つからないものです。 ある人が、こんなことをいいました。 「自分の心をどこかに置くと、 その心の在る所に心を止めてしまい、敵に負ける。 そこで自分の心をヘソの下に押し込めて、 よそにはやらぬがよい。そして敵の動きに対応して 自在に動かすがよい。」 それも、もっともな言い分です。 しかし、これも、仏法の悟りの境地から見ますと、 ヘソの下に押し込んでよそにやらぬというのは低いもので、 最高とはいえません。修行、稽古の際のものです。 敬の字の心持です。 それはまた、孟子が「放心を求めよ」といったことに あたる程度のものです。 非常に高い境地に到達した者からみれば低いのです。 ヘソの下に押し込んで、よそにはやるまいとすれば、 やるまいと思う心に心をとらわれて、 自由に心を動かすことはできなくなるということです。” では、どこに心を置いたらいいのでしょう? そのことについては本書に書かれているのですが、 分析を極めようとしている西洋医学には、 心の問題を解くにはおおむね限界がきているように 感じます。 先の友人には少し厳しい言い方ですが、 「仮病を使うな!程度の低い療法に任せるのではなく、 しっかりと自分の心を見つめて、この本を読んで 一刻も早く颯爽と生きようじゃないか!ちょっと逆のものさしを 持てれば、簡単なことだよ。」 そう申しました。 心が強いとか弱いとかは、 単なるコインの裏と表の関係にすぎません。 心の弱さの裏側には、必ず強さというモノが 存在しています。ただひっくり返せばいいだけです。 そのような極意と言われるものが、 この本にはありました。 アップルの創始者であるスティーブ・ジョブスなど、 外国の方の方が「禅」の有効性に気づいているのに、 私たち日本人がもう忘れかけているよいう事実は、 とってももったいないことではないでしょうか。 悩み多き現代人といわれる昨今ですが、 ただ心の置き所を間違っているだけなのかもしれませんよ。

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